名品特集 ヘレンド

洋食器の創美(Sohbi)が総力をあげて開催する「ヨーロッパ名陶名品展」を中心にご紹介し、お得意様のお手元で大切にされている作品の特集です。
同時にヨーロッパ王侯貴族の華麗で豪奢な文化を垣間見ることができる特集になることを願って少しずつボリュームアップしてまいりますのでぜひお楽しみ下さい。

また、ご注文を承れるお品もございますのでお気軽にお問い合わせ下さい。
Eメール : info@sohbi-company.com / フリーダイヤル : 0120-52-1270

第6回 ヘフローラダニカ

ロシアの女帝エカテリーナ二世への贈り物としてデンマーク国王クリスチャン七世が王立ロイヤルコペンハーゲン磁器製作所にフローラダニカのディナーセット制作の命を下したのが1790年のことです。
1761年から編纂を続けていた植物図鑑「フローラダニカ」。
デンマークに自生するあらゆる植物を網羅することを目的とした文化レベルの高さを示す国策ともいえる事業です。(植物図鑑のフローラダニカの完成は1883年。正編51巻/補遺編3巻、全3240葉の大図鑑)
その図鑑の植物をそのまま磁器に表現しようという考え自体がすごいことです。国力を示す外交的な意味合いも大いに含まれていたことは明らかです。

2600点(当時の図鑑の植物の数)を描き上げる試みはエカテリーナの死によって1802点で中断されます。絵付けを担当したゲオログ・クリスチャン・バイエルの晩年は失明という運命にあったとのことです。
満足な照明のない時代に精魂込めて描き続けた代償は現在でも名品中の名品として世界中から賞賛されることで報われたといえるでしょう。

当時のオリジナルは一部が今でもデンマーク王室での公式晩餐会で使われています。
このような特異な生い立ちをもつフローラダニカは他の洋食器とは一線を画す作品群となっています。

一点一点の金彩を含む絵付け技法のこだわりと完成度の高さはもとより贅沢の極みともいえるアイテムの豊富さこそフローラダニカの魅力といえます。料理の種類の数だけ器があるといっても過言ではありません。
「世界一贅沢なディナーウェア」と呼ばれるゆえんです。

一点一点の商品説明は割愛しますが、画像にあるアイスクリームドームや三角のカスタードカップなどはフローラダニカにしか存在しないアイテムです。

今なお生き続ける稀有な存在のサービスウェア。
デンマーク王国の誇りをかけた贅を尽くしたフローラダニカのアイテムの数々をご覧ください。

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