オーストリア・ハプスブルグ皇室の使用する伝統的モチーフである薔薇をあしらったパターンのなかでもっとも古くからあるオリジナルのシリーズです。

ハプスブルグ家直属窯となり、1744年にマリアテレジアの勅命によって デザインされた由緒正しいパターンです。

ここからアウガルテンのウィンナーローズとヘレンドのウィーンのばらが 派生したことは意外に知られていません。

「誠実」を表す薔薇の蕾が描かれているのはこのオールドウィンナーローズだけです。

1717年、ハプスブルク家の支配下にあるウィーンにデュ・パキエ（マリア・テレジアの父）によって磁器窯を設立しました。
1744年には、 女帝マリアテレジアによって皇室直属の磁器窯に命じられ、 その証として パプスブル皇室の楯型紋章を授かりました。

今でも製品の全てが熟練した職人によって手作業により制作され、すでに290年以上という長い年月を経てもなおその技術は受け継がれています。