フローラダニカ
「世界一贅沢なディナーサービス」といわれるフローラ ダニカは、当時同盟関係にあったロシアの女帝エカテ リーナⅡへの贈答品として企画されました。
1790年から1803年にわたって1800点におよぶオリジナルをたった一人で描き上げたヨハン・クリストフ・バイヤー (1738-1812)の孤独な作業は1796年のエカテリナⅡの 崩御により、政治的目的は果たされることなく終わりま したが、その功績は現代の世界的評価と憧憬により十 二分に報われているといえるでしょう。
デンマークの学術水準の高さを知らしめるためにも、モチーフにデンマークに自生する植物を正確な手彩色銅板画 により記録した学術植物図鑑「フローラダニカ」を採用したといわれます。
図鑑自体は1761年から1883年まで51巻が出版され、 3000種類強の植物が網羅されています。
19世紀後半からは優しい色合いに変化してきており、ますます世界中の女性の憧れとなっています。
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