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ヨーロッパ陶名品特集

【第5回 ヘレンド - Herend】

ヘレンドといえば、ハプスブルグ家。1826年開窯ですので比較的新しい窯です。元を正せばウィーン窯・アウガルテンを引き継ぐ形の日陰の存在でした。

ヘレンドが一躍脚光を浴びたのは1851年に始まる万博での出展でした。マイセンなどから出し尽くされたはずだったシノワズリ(中国趣味)シリーズがその独特のデザインによってヨーロッパの王侯貴族に絶賛されたのです。
このとき初めて名声を確立したといってもよいでしょう。
以来、伝統技法をかたくなに守り続けたことが今の名窯としての評価につながっています。

ヘレンドの特徴の一つに「マスターペインター制度」が上げられます。

約600人のペインターのなかから厳正な審査を受けて合格した一握りのペインターだけが「マスター」の称号を得、作品に署名を記すことが許されます。
必要とされる技法は、写実画・細密画(ミニアチュール)・中国趣味画(ミニアチュール)の三つ。
さらに後進の指導・人格などマスターとして必要な素養まで審査対象になるとのことです。

マスターペインターは20人前後。ひじょうに狭き門ですね。
ペインターがフルネームの署名を入れるのはヘレンドのマスターペインターだけではないでしょうか。

マスターペインターが描くかどうかは、ヘレンド内部で決められた作品ごとの手描き難易度によって判断されています。
ウィーンのばら」に署名がなくてもおかしいわけではありませんのでご心配なく。

もちろんオープンワークなどの造形部門でも職人による伝統技法を貫き通しています。
ポット類のカバー(蓋)のつまみだけでも10種類以上のバリエーションがあるのもその表れです。
「ウェルズ」もヘレンドならではの造形技術です。

開窯○○年記念などの限定品も節目節目で発表されますが、近年では新作のの発表にもたいへん意欲的です。

【作品のご紹介】

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