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詳しく見る更新日 | 2024/09/18
日本全国で7店舗を展開する日本最大のヨーロッパ輸入食器専門店Sohbiネットショップです。
世界の有名メーカー・ブランドはもちろん、「Sohbi」独自のオリジナルブランドまで、その幅広く品揃えをしております。
販売しているブランドにまつわるお話や歴史、組み合わせなどなど、当店ならではのコンテンツを発信していきたいと思います!
ポートメリオン(Portmeirion)はイギリスの陶器メーカーで、その名はウェールズの美しい村に由来しています。
陶器デザイナーのスーザン・ウィリアムズ・エリスと夫のユーアンによって陶器工房が開設されました。
彼らはウェールズのポートメリオン村で土産物店を引き継いだことから、その歴史が始まりました。
自然の美しさをモチーフにした製品は世界中に愛用者が多く、特に「ボタニックガーデン」シリーズは、イギリス庭園の草花を描いた代表的なシリーズです。
1953年にイギリスの北ウェールズのポートメリオン村で、スーザン・ウィリアムズ・エリスが陶器工房を開設。
1960年にイギリスの陶磁器産業の中心地であるストーク・オン・トレントに移転し、ポートメリオン社を設立。
1972年「ボタニックガーデン」シリーズを発表。英国ガーデンの草花をモチーフにしたこのシリーズは大ヒットし、世界中で人気を博しました。50年以上も愛され続け、現在では約50か国に輸出されています。
1980年代にはいるとポートメリオンは、食器業界における革新と高品質なデザインで名声を高める。この時期に、ポートメリオンのデザイン哲学が確立され、ブランドのアイデンティティが強化されました。
1990年代 ポートメリオンはさらに多様な食器コレクションを展開し、テーブルウェアだけでなくキッチンウェアやギフトアイテムなども取り入れました。この時期、ポートメリオンはデザインの幅を広げるとともに、環境への配慮も始めました。
2000年代 国際的な市場へのアクセスを拡大。新しいデザインコレクションとコラボレーションにより、現代のトレンドに対応しました。
ポートメリオンの食器は、その優れたデザインと品質で広く認知されており、世界中の家庭で使用されています。
スーザン・ウィリアムズ・エリスは1918年に北ウェールズのポートメイリオン・ビレッジの建築家であり創設者であるクラフ・ウィリアムズ・エリス卿と妻のアマベルの間に生まれました。
1945年に夫のユーアン・クーパー・ウィリスと結婚した後、1960年にポートメリオン社を立ち上げることになります。
スーザン初期のデザインには、「マラカイト(1960年)」と「モスアゲート(1961年)」があります。どちらも大量に生産されたわけではありませんが、高い評価を受けました。
1963年には「トーテム」のデザインを発表しました。さまざまな色合いの釉薬を重ねたトーテムは、革命的な英国のデザインスタイルとなり、ポートメリオンをファッショナブルデザインの最前線へと飛躍させました。
1972年にはポートメリオン最大のヒットシリーズ、ボタニックガーデンを発表します。当時の取引先には「ヒットしないだろう」と言われていましたが、それを覆すかのようにロングセラーシリーズへとなっていきます。
スーザンは働く女性がまだ少なかった時代に、仕事と家庭を両立させた人物です。
英国民のライフスタイルに合わせたカジュアルで使いやすい食器は女性ならではの視点によって生み出されていきました。そんなスーザン自身はキャリアウーマンの先駆けだったのかもしれません。
スーザンのデザインは女性たちの支持を得て、ポートメリオンも企業として成長していきます。
2005年 スーザンはロンドンの芸術大学から名誉フェローシップを授与されます。
「絵を描くのではなく、陶芸を追求することに決めました。主に手頃な価格で美しいものを作りたかったからです。ストークにいたことは、私の人生の素晴らしい部分を占めています。ストークの人々は本当に今まで出会った中で最も親切な人々であり、彼らの努力がポートメリオンを設立し、世界中で私たちのポットを販売することを可能にしました。私はとても幸運でした。」※公式サイトから引用※
2007年 世界中を旅行しながら多くのデザインを生み出していたスーザンは、89歳でその生涯を穏やかに終えます。
スーザンは20世紀後半の英国で最も有名なデザイナーの一人になりました。50年以上にわたる創造性を持つスーザン・ウィリアムズ・エリスの英国のデザインへの貢献は計り知れません。
彼女のデザインは現代人のライフスタイルを体現し、今日の陶磁器業界にインスピレーションを与え続けています。
ポートメリオンは、カジュアルテーブルウェアのリーダー的存在として、機能性と使いやすさが評価されています。
英国らしい自然な花々のデザインで、新しい図柄も追加されています。古い図柄と入れ替わることで50年以上のロングセラーとなり、現代でも新鮮なラインナップを保っています。
「ボタニックガーデン」がインスピレーションとなった、エレガントな薔薇の花を描いたローズコレクションです。美しいイギリスのバラ庭園の思い出を鮮やかに蘇らせます。6つのバラのモチーフで展開されています。
ローマ神話に登場する果物とその栽培を司る女神「ポモナ」にちなんで命名されたシリーズです。
クラシックに描かれたフルーツモチーフはアップル・アプリコット・チェリー・ピーチ・ブラックベリー・洋ナシの6パターンあり、カジュアルでも日常使いに適しています。
1972年に発表された「ボタニックガーデン」の新しいシリーズです。
カラフルな6種類の南国の花々をモチーフにしたエキゾチックで艶やかな印象のラインナップです。
2019年に発表されたアトリウムは英国の大自然からインスピレーションされた、落ち着いたグリーンベースに多彩色の花柄が繊細なタッチで描いたものや、緻密な幾何学模様がモダンなシリーズです。
ポートメリオンの食器は、多彩なデザインで知られています。
代表的な「ボタニックガーデン」シリーズは、実際の植物や花のモチーフが美しく施されています。
美しいバラが見事な「ボタニックローズ」や、神秘的なフルーツがクラシカルな「ポモナ」など、自然の花や植物や果実が描かれ、その精緻な細工が食卓に華やかさを加えてくれます。
耐久性と美しさを兼ね備えた高品質な素材で作られています。
主にファイン・ポーセリン(fine porcelain)を使用し、強度と軽量さを両立しています。
これにより、日常使いから特別な場面まで幅広く対応できる耐久性を誇ります。
また、すべての食器は高温で焼成され、色褪せや傷がつきにくい仕上げが施されています。
これにより、長期間にわたって美しい状態を保つことができます。
ポートメリオンの食器は、独自の装飾技術で知られています。
特に「ボタニックガーデン」シリーズでは、花のイラストが細部まで精緻に描かれ、手作業でのデカール(転写)技術が用いられています。
この技術により、各アイテムに個性と美しさが加わり、まるでアート作品のような仕上がりになります。
また、装飾は耐熱性があり、食器を使う際にもその美しさを保ちます。
美しいデザインだけでなく、実用性も兼ね備えています。
食器は耐熱性があり、オーブンや電子レンジでの使用にも適しています。
また、食器洗い機にも対応しており、日常の手入れが簡単です。
これにより、美しいデザインを維持しながら、実用性が高い食器として、多くの家庭で重宝されています。
ポートメリオンの食器は、その高い品質とデザイン性が認められ、イギリス王室にも贈り物として使用されることがあります。
特にエリザベス女王の公式イベントや記念行事において、ポートメリオンの食器が選ばれることが多く、その品質が公式に認証されています。
この王室からの認証は、ポートメリオンの食器が国際的な評価を受けている証拠であり、ブランドの信頼性と高い評価を象徴しています。
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