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スポード(SPODE)特集


スポード SPODE

更新日 | 2024/12/10

sohbi編集者

編集者 / Sohbiネットショップ

日本全国で7店舗を展開する日本最大のヨーロッパ輸入食器専門店Sohbiネットショップです。
世界の有名メーカー・ブランドはもちろん、「Sohbi」独自のオリジナルブランドまで、その幅広く品揃えをしております。
販売しているブランドにまつわるお話や歴史、組み合わせなどなど、当店ならではのコンテンツを発信していきたいと思います!

スポードとは

スポード(SPODE)は1770年にイギリスのストーク・オン・トレントに設立されました。
強度と白色度を高めるために骨灰を組み込んだ磁器の一種である「ボーンチャイナ」の開発など、セラミック製造技術の革新や、銅版転写による下絵付け技法において英国陶磁器界にたいへんな功績を残したとして19世紀初めに英国王室御用達の栄誉を得ました。
スポードの食器は世界中の食卓や家庭を飾り続け、英国陶磁器の美しさと芸術性を伝えています。
その伝統はポートメリオン社(Portmeirion)傘下となった今も脈々と息づいています。

スポードの歴史

1776-1833年 創業期
ジョサイア・スポード1世(1733-1797)は1770年ストーク・オン・トレントにスポードを設立しました。
友人のジョサイア・ウェッジウッドと同様に最高品質の陶磁器の生産に注力しました。

11778年
ロンドンにショールームとショップをオープンしました。
ジョサイア2世は、オーダーメイドの高品質セラミックコレクションで市場を育てました。
父と息子の協力によりスポード社を大成功に導きました。

1784年
陶器に下絵付け転写印刷の技術を開発しました。

1796年
ジョサイア1世は磁器の製造に熱心で、新しい磁器を発表しました。
最初は「ストークチャイナ」と呼びましたが、その材料に焼成された牛骨の割合が高いため「ボーンチャイナ」と改名されました。

1797年
ジョサイア1世は急死し、息子のジョサイア・スポード2世が受け継ぎました。
ウィリアム・コープランドとのパートナーシップにより、ジョサイア2世は彼らの管理下で約30年間事業を続けました。
この期間は英国陶磁器の「黄金時代」となりスポード社はストークで最大の陶器メーカーに成長しました。

1806年
ジョージⅣ世より英国王室御用達の栄誉を得ました。

1816年
スポードを代表する「ブルーイタリアン」シリーズを発表しました。

1833-1900年
コープランド時代(前半)

1833-1847年
ウィリアム·テイラー·コープランドとコープランドの息子は1847年までトーマス·ギャレットとのパートナーシップでスポード社を取得しました。
この時代に生産された製品は、ロココ様式でファッショナブルなものでした。

1846年
ウィリアム・テイラー・コープランドが会社を完全に取得しました。
そして、彼と彼の子孫の4世代が1966年までスポード社を経営しました。
このウィリアム・テイラー・コープランドは、典型的な英国紳士で実業家でもありました。
工場の所有権とロンドン市長や国会議員として、政治と実業のキャリアを兼ね備えていました。

1868年
フランスのパリ国立図書館の読書室の屋根がスポード社製品によって完成しました。

1833-1900年
この期間に約35,000の新しいパターンが発表されました。

1833-1900年
コープランド時代(後半)
1900年までにスポード社は67年間コープランド家によって所有および管理されました。

転写印刷されたパターンの多くはジョサイア2世の時代に作成されたもののバリエーションでした。
この頃は多種多様な転写印刷パターンが作成されました。

930年代にはアールデコとモダニズムのスタイルを反映した高級品を製造しました。
エリックオルセンなどの彫刻家を募り、現在のファッションに適したオニキスやベラムールなどの新しいセラミックボディ作品を制作しました。

1966年
スポード社はコープランド家の経営から離れました。

第二次スポード期 1966-2008
1966年 スポード社はカーボランダム・グループに加わりました。

1970年
創設者に敬意を表して社名をSpode Limitedに変更しました。

1976年
ウースター・ロイヤル・ポーセリン・カンパニーとスポード社との合併が取り決められました。

この時期はすべての工場で陶磁器の生産方法に大きな変化がありました。
熟練した職人による手作業の彫刻からコンピューターの導入によりフルカラーの画像を製品に転写し、1回で焼成できるようになりました。
製造プロセスの脱スキル化と生産の効率化が行われました。

2007年以降
スポード社は製造の大部分を英国外にアウトソーシングしました。

2008年
約230年も続いた歴史的なスポード社の工場は閉鎖されました。

現在2009年
スポード社はポートメリオングループが取得しました。
スポードの本拠地であったストークから近い場所にあるポートメリオングループの工場は、ジョサイア・スポード1世と彼の息子による高い品質と職人技でスポードのコレクションをデザインし、作り続けています。
革新と伝統ある技術を現代もなお育んでいます。

その伝統技術と豊かなデザインで、スポード社はさまざまな時代の精神を捉え続けています。
過去から現在へ時代を超越した感性を持つ魅力あふれるラインナップです。

※参考 Spode Museum Trust

スポードの代表的なシリーズと特徴

ピーターラビットの作者「ビアトリクス・ポター」も愛した食器ブランドです。

「ブルーイタリアン」

ヨーロッパの風景をモチーフとしながらも縁取りの文様は伊万里焼に代表されるジャポニズムの影響が見られます。
ヨーロッパと東洋の文化の融合が端的に現れたロングセラーです。
創業250年を記念して「ブラックイタリアン」を限定で発表しました。

ブルーイタリアン

スポード ブルーイタリアン
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「クリスマスツリー」

1938年に北米向けにデザインされたシリーズです。
デコレーションされたツリーとクリスマスカラーのもみの木のグリーンのボーダーが 聖夜のムードを盛り上げます。
もっとも有名なクリスマスシリーズとして世界中で愛用されています。

クリスマスツリー

スポード クリスマスツリー
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「ウィリアム・モリス」

ウィリアム・モリスのアーカイブデザインから現代に合わせたデザインシリーズです。
アーツ・アンド・クラフツ運動の最も偉大なデザイナーであり、最も優れた人物の1人で、詩人、芸術家、哲学者、活版印刷家、そして政治理論家でもありました。

ウィリアム・モリス

スポード ウィリアム・モリス
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スポードの魅力

1. 歴史と伝統

スポードは1770年にイギリスで創立され、その歴史は250年以上にわたります。
創業者ジョセフ・スポードは、陶磁器製造において革新をもたらし、特にバラエティ豊かなデザインと技術力で評価されました。
スポードは「ブルーイタリアン」など時代を超えたデザインを生み出し、古き良き伝統を今なお守り続けています。
歴史的な背景とその変遷を感じられるのがスポードの大きな魅力です。

2. デザインの美学

デザインが非常に美しいことで知られています。特に「ブルーイタリアン」シリーズは、18世紀のイタリア・ローマの情景を描いた青と白のコントラストが特徴的です。
ジョージ4世の好みであった伊万里写しの装飾模様を取り入れています。
手描き風のパターンや精緻なディテールは、見ているだけで心を引きつけられます。
また、スポードは常に時代のトレンドを反映しつつも、クラシックな美しさを保持しており、そのバランス感覚が高く評価されています。

3. 品質と耐久性

スポードの陶磁器は、非常に高い品質と耐久性を誇ります。
ジョサイア・スポード2世はボーンチャイナの量産化に成功し、これによりスポードは高品質な陶磁器の代名詞となりました。
自社で製造から仕上げまでの全工程を厳格に管理し、素材の選定や製造技術においても高い基準を設けています。
そのため、スポードの製品は日常使いにも耐えうる耐久性を持ち、機能性に優れ、長年にわたり美しい状態を保ち続けます。

4. イギリス王室御用達

1806年にジョージⅣ世より英国王室御用達の栄誉を受けました。
この称号は、スポードの製品が高品質であることを証明するものであり、英国王室の信頼を得ていることを示しています。
このような栄誉は、スポードの製品に対する信頼性と価値を高めています。

5. 豊富な製品ラインナップ

スポードの各シリーズでは豊富なコレクションを展開しています。
食器のサイズ展開や多様なアイテムはもちろんのこと、カトラリー、キッチンアクセサリー、プレイスマットといった室内装飾品など、幅広い製品をラインナップしています。
クリスマスシーズンや季節に合わせたコーディネートなど、お好みのアイテムでのコーディネートをお愉しみいただけます。

スポード
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